2016年06月19日
北米初釣行 Yellow Stone
早朝にワシントンDCを出発し、ダラス経由でBozeman空港に降り立ったのは昼下がり。ここからシャトルバスで一時間と少し、山間のBigSkyへ。そして、翌々日は出張の空き時間限定とはいえ、漸くの北米大陸初釣行である。空港からの道路横を流れるGallatin川、北米屈指の名川で、今回の候補地の一つ。しかし、6月上旬のGallatinは、ロッキー山脈諸峰からの雪代のため、溢れんばかりの濁流である。釣りになるのかどうか・・。
当日午後、フライショップのガイドさんが宿に迎えに来てくれた。店でポイントの打ち合わせ。雪代の濁りのため、釣りが出来る場所は遠方のYellow Stone国立公園内のMadison川かYellow Stone川に限定されるらしい。今回は午後の半日釣りを予約して、標準的には約4時間とのこと。釣り場まで片道約一時間半要するとのことで、実釣時間が少ない。とにかくライセンス等の支払いを済ませて、ガイドさんの車で一路釣り場へ。ガイドはフライ歴25年のShawnさん。車中で釣りの話を聞きながら、何とか時間を少し延ばして欲しいとお願いした。さすがに実釣時間が少ないので、快く適宜延長してくれることとなった。
国立公園内のYellow Stone川。こちらは、ゆっくりと蛇行しながら流れる、平らかな平原の川。処々に湧き出る温泉の影響で、水はクリアとはいえず拍子抜けするほど温かかった。カディスが沸き上がるようにハッチしており、時折それを狙ってライズが・・。早く竿を出したい!
釣り人が多く、入る場所に若干苦労したものの、3時半頃か釣り開始。道具は一通り貸してもらうことが出来、ポイントの案内からフライの取り付けまでShawnがやってくれた。こんな釣りは初めてである。テンカラという釣法はアメリカでもかなりメジャーになってきているようで、最近静かなブームとなっているらしい。僕のためにテンカラのタックルも準備してくれたが、あまりにも開けた、流れの緩いポイントであったため従来のフライタックルを選択した。釣り始めて、程なく最初のトラウトをゲット。小さいが美しいネイティブのブラウントラウト。北米での最初の獲物。
これは結構釣れるかな、と思ったがパッタリと反応が止まった。バイトもなければ追いもない。場所を移動して、断崖に挟まれた狭隘な渓流的ポイントへ。ここで久々のバイト。合わせるがフッキングには至らず、手元に確かな感触が残った。次のポイント、今までのノーマルエルクヘアカディスに換え、でかカディスを模した巨大フライに交換。急流脇のタルミに上手くフライが落ちた、そして、フライ先行で巻き返しに入る。Shawnが叫ぶ、“Hey! Come on!!” その時、本当に来た。竿を煽る。”Fish!!” いや、これ本当にでかい。と、数秒後、フライは虚空へ・・。残念、しばらく震えが止まらなかった。
その後、もうさすがに切り上げなければ。Shawnに、上流を指さして、あの二カ所やって駄目なら諦めるよ と言い、ポイントへ。最後のポイントで、20cmちょっと程度のブラウンを上げ、納竿とした。
北米最初の釣り、貧果であったがYellow Stoneの景色と、ガイドをしてくれたShawnのお陰で、アメリカ原野の川で初めてのフライフィッシングを堪能することが出来た。また、あのバラシは僕の釣り人生名場面10選ぐらいには入る、幻の一尾となった。時間超過にもかかわらず、快く案内してくれたShawnには、感謝の気持ちを手渡し「また来るね。」と別れた。本当にまたこられると良いけど・・。
満足な釣果ではなかったけど、この午後の釣りで再び渓流への思いが抑えきれなくなりました。次は、地元メリーランドかヴァージニアに必ず行きます。
ちなみに、英語で「ぼうず」のことを、Skunkと言うらしい。米国での上司に教わった。今回はぼうずではないが、釣果だけ見れば I almost got skunked!ということになるか。






当日午後、フライショップのガイドさんが宿に迎えに来てくれた。店でポイントの打ち合わせ。雪代の濁りのため、釣りが出来る場所は遠方のYellow Stone国立公園内のMadison川かYellow Stone川に限定されるらしい。今回は午後の半日釣りを予約して、標準的には約4時間とのこと。釣り場まで片道約一時間半要するとのことで、実釣時間が少ない。とにかくライセンス等の支払いを済ませて、ガイドさんの車で一路釣り場へ。ガイドはフライ歴25年のShawnさん。車中で釣りの話を聞きながら、何とか時間を少し延ばして欲しいとお願いした。さすがに実釣時間が少ないので、快く適宜延長してくれることとなった。
国立公園内のYellow Stone川。こちらは、ゆっくりと蛇行しながら流れる、平らかな平原の川。処々に湧き出る温泉の影響で、水はクリアとはいえず拍子抜けするほど温かかった。カディスが沸き上がるようにハッチしており、時折それを狙ってライズが・・。早く竿を出したい!
釣り人が多く、入る場所に若干苦労したものの、3時半頃か釣り開始。道具は一通り貸してもらうことが出来、ポイントの案内からフライの取り付けまでShawnがやってくれた。こんな釣りは初めてである。テンカラという釣法はアメリカでもかなりメジャーになってきているようで、最近静かなブームとなっているらしい。僕のためにテンカラのタックルも準備してくれたが、あまりにも開けた、流れの緩いポイントであったため従来のフライタックルを選択した。釣り始めて、程なく最初のトラウトをゲット。小さいが美しいネイティブのブラウントラウト。北米での最初の獲物。
これは結構釣れるかな、と思ったがパッタリと反応が止まった。バイトもなければ追いもない。場所を移動して、断崖に挟まれた狭隘な渓流的ポイントへ。ここで久々のバイト。合わせるがフッキングには至らず、手元に確かな感触が残った。次のポイント、今までのノーマルエルクヘアカディスに換え、でかカディスを模した巨大フライに交換。急流脇のタルミに上手くフライが落ちた、そして、フライ先行で巻き返しに入る。Shawnが叫ぶ、“Hey! Come on!!” その時、本当に来た。竿を煽る。”Fish!!” いや、これ本当にでかい。と、数秒後、フライは虚空へ・・。残念、しばらく震えが止まらなかった。
その後、もうさすがに切り上げなければ。Shawnに、上流を指さして、あの二カ所やって駄目なら諦めるよ と言い、ポイントへ。最後のポイントで、20cmちょっと程度のブラウンを上げ、納竿とした。
北米最初の釣り、貧果であったがYellow Stoneの景色と、ガイドをしてくれたShawnのお陰で、アメリカ原野の川で初めてのフライフィッシングを堪能することが出来た。また、あのバラシは僕の釣り人生名場面10選ぐらいには入る、幻の一尾となった。時間超過にもかかわらず、快く案内してくれたShawnには、感謝の気持ちを手渡し「また来るね。」と別れた。本当にまたこられると良いけど・・。
満足な釣果ではなかったけど、この午後の釣りで再び渓流への思いが抑えきれなくなりました。次は、地元メリーランドかヴァージニアに必ず行きます。
ちなみに、英語で「ぼうず」のことを、Skunkと言うらしい。米国での上司に教わった。今回はぼうずではないが、釣果だけ見れば I almost got skunked!ということになるか。






Posted by テンカラたろう at 04:37│Comments(2)
│テンカラ
この記事へのコメント
こんにちは。
初釣行、お疲れ様でした。
大物はなんだったんでしょう? 残念ですね。
また次の吉報をお待ちしております。
写真の一枚はバッファロー君ですか。
何やらこわい感じですが。
では。
初釣行、お疲れ様でした。
大物はなんだったんでしょう? 残念ですね。
また次の吉報をお待ちしております。
写真の一枚はバッファロー君ですか。
何やらこわい感じですが。
では。
Posted by 神田 at 2016年06月19日 13:05
神田さん
有り難うございます。
どうせなら一日釣りたかったな と言うところです。
しかし、雄大な景色のもと、初釣りに、先生付で初フライフィッシィングが出来てよかったと思っています。
釣りに行きたくて仕方ない気分になりました。
時間を見つけていきたいと思います。
有り難うございます。
どうせなら一日釣りたかったな と言うところです。
しかし、雄大な景色のもと、初釣りに、先生付で初フライフィッシィングが出来てよかったと思っています。
釣りに行きたくて仕方ない気分になりました。
時間を見つけていきたいと思います。
Posted by テンカラたろう
at 2016年06月19日 22:51

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