2020年08月17日
おとり調達難航
釣りに行けない週末、ぶらぶら近所を散歩しながら川を覗く。今年はなかなかアユが多いのでは?そう言えば渓流釣りに行く道中、鴨川、安曇川、石田川の河口付近は鮎釣りと思われる人でなかなかにぎわっているようである。
琵琶湖流入河川は小さな溝川にも鮎が上る。今年は雨も多かったので、普段はほぼアユが上れない上流でも鮎の姿が目視できるのである。
瀬で追い合う鮎の姿を見ると、ちょっとやってみたくなった。朝出勤前に少しだけ、ということで「ミニ友釣り」をやってみよう。
あまり早朝は鮎の追いも悪いので、早くても6時半ごろ開始か。当然近所の川には漁業権もなければおとり屋さんもない。そして、悠長に釣る時間もないので、散歩をしながら当日の計画を空想するのである。
この水路にはそこそこ鮎がおる、車をここに停めて・・
何メートルの渓流竿で、この辺で種アユを調達して、上流のトロで数匹、元気なおとりが使えるようになったら、こっちの瀬かな・・
囮、種アユの調達が大問題である。時期が早ければ毛鉤で釣っているが、今はほぼ毛鉤に見向きもしない。このような状況で、10年以上前に購入した、「友ルアー」というものを使うことにした。のっぺりと精悍さが感じられない鮎のおもちゃである。2,3匹はすぐ釣れるやろう、と高を括るも・・
鮎は居るが、友ルアーを避けて泳いでいるようである。不要なカワムツが掛かってくる。
何とか一匹だけ釣って、上流の「川らしい」領域へ。
掛どころが悪く、囮はヘロヘロなので、トロ場で垢を食んでいる群れアユの方に囮を誘導した。「何とか頑張ってくれ。」
しばらくすると、群れの一匹がギラリと光り、目印が下流へ走った。「よっしゃ!」追星も鮮やかな天然遡上鮎!鮎の香がタモからふっと匂い立つ。
それからいくつか追加するも、囮アユを逃す、雑草に引っ掛ける、ばらす、など道路からの不自由な釣りにありそうなミスで幾つかリリースしてしまった。
川幅1-2mの小河川での友釣り、釣れたアユは朽木で釣れる標準サイズくらいか。短い渓流竿でも十分友釣りを楽しめる。鮎のルアー釣りは最近やる人が多いと思うけど、面白さは贔屓目に見ても友釣りの百分の一ぐらいだろうか。あくまで個人の見解です。種アユ調達、という意味ではなかなか有力と思います。
澄んだ小川で釣ったアユの塩焼き、独特の苦みが口に広がるこの旨さを子供らは分かってくれるかな。


琵琶湖流入河川は小さな溝川にも鮎が上る。今年は雨も多かったので、普段はほぼアユが上れない上流でも鮎の姿が目視できるのである。
瀬で追い合う鮎の姿を見ると、ちょっとやってみたくなった。朝出勤前に少しだけ、ということで「ミニ友釣り」をやってみよう。
あまり早朝は鮎の追いも悪いので、早くても6時半ごろ開始か。当然近所の川には漁業権もなければおとり屋さんもない。そして、悠長に釣る時間もないので、散歩をしながら当日の計画を空想するのである。
この水路にはそこそこ鮎がおる、車をここに停めて・・
何メートルの渓流竿で、この辺で種アユを調達して、上流のトロで数匹、元気なおとりが使えるようになったら、こっちの瀬かな・・
囮、種アユの調達が大問題である。時期が早ければ毛鉤で釣っているが、今はほぼ毛鉤に見向きもしない。このような状況で、10年以上前に購入した、「友ルアー」というものを使うことにした。のっぺりと精悍さが感じられない鮎のおもちゃである。2,3匹はすぐ釣れるやろう、と高を括るも・・
鮎は居るが、友ルアーを避けて泳いでいるようである。不要なカワムツが掛かってくる。
何とか一匹だけ釣って、上流の「川らしい」領域へ。
掛どころが悪く、囮はヘロヘロなので、トロ場で垢を食んでいる群れアユの方に囮を誘導した。「何とか頑張ってくれ。」
しばらくすると、群れの一匹がギラリと光り、目印が下流へ走った。「よっしゃ!」追星も鮮やかな天然遡上鮎!鮎の香がタモからふっと匂い立つ。
それからいくつか追加するも、囮アユを逃す、雑草に引っ掛ける、ばらす、など道路からの不自由な釣りにありそうなミスで幾つかリリースしてしまった。
川幅1-2mの小河川での友釣り、釣れたアユは朽木で釣れる標準サイズくらいか。短い渓流竿でも十分友釣りを楽しめる。鮎のルアー釣りは最近やる人が多いと思うけど、面白さは贔屓目に見ても友釣りの百分の一ぐらいだろうか。あくまで個人の見解です。種アユ調達、という意味ではなかなか有力と思います。
澄んだ小川で釣ったアユの塩焼き、独特の苦みが口に広がるこの旨さを子供らは分かってくれるかな。


2013年08月24日
久々の友釣り
猛暑と渇水、なかなか厳しい日が続く。ちょっと遅めの夏休暇をとり、その最終日。彦根の親戚の家を訪ねることに。子供たちは従姉と遊ぶだろう。
「夕方まで釣り行っていいよ。」と妻からうれしい一言。
しかし、この暑い中、真昼間から5時前まで渓流に入って満足な釣果を得る自信はない。おちびが相手してくれるだけだろう。
と、久々に友釣りをやってみる気になった。以前は時々やったものだが、仕事のことなどで釣行時間が取れなくなり、渓流釣りに専念したのだ。
彦根から短時間で行ける適当な川、ということで、かねてから渓流釣りでの入渓を画策していた高時川に向かう。漁協さんに伺ったところ、「平水付近で、型はこまいけど数はそれなりに」とのこと。
彦根から、一路木之本方面へ。国道365号線、途中の姉川本流は辛うじて水がつながっていたものの、支流草野川は完全に干上がっている。いよいよ高時川。平水、のはずがこちらも完全に干上がっている。上に行ったら、水あるのだろうと高時川漁協のある川合地区を目指す。


漁協にて、おとりと日券を求めて、漁協裏の川へ。
二年ぶりの友釣りである。渓流シューズにスパッツという渓釣りのいでたちで入川するも、どうしていいのか思い出せない。
おとりを送り込み、流れになじむ前に目印が下流に走る。
「なんや、掛かったん?!」焦って取り込み失敗のばらし。ついでに仕掛けもからませる。傍目にはさぞかし見苦しかったに違いない。
送り込むと、また当たり。しかし、引き寄せると掛け針が外れている。今度はハリス止めの不良。こんなの体験したことがない。
その後、ようやく落ち着き、取り込んだ鮎は鮮やかな黄色に染まり、スイカの香りがした。
プチ入れ掛かりもあって、4時過ぎまで釣ってちょうど20尾の釣果。




型は確かに細かいが、久しぶりにしては、上出来。瀬釣り一辺倒で楽しめた。
川は減水し、高水温のため青藻がはびこる条件。上流に丹生ダムなる巨大ダムができれば、このあたりの渇水もこの程度では済まないだろう。
ひと雨ほしいと思っていたら、この日(23日)夜からまとまった降雨があった模様。
鮎もまだ若く、この雨で川がつながり、青藻も流されるとまだまだいい釣りができそうでした。私の次回友釣りは来年以降。
「夕方まで釣り行っていいよ。」と妻からうれしい一言。
しかし、この暑い中、真昼間から5時前まで渓流に入って満足な釣果を得る自信はない。おちびが相手してくれるだけだろう。
と、久々に友釣りをやってみる気になった。以前は時々やったものだが、仕事のことなどで釣行時間が取れなくなり、渓流釣りに専念したのだ。
彦根から短時間で行ける適当な川、ということで、かねてから渓流釣りでの入渓を画策していた高時川に向かう。漁協さんに伺ったところ、「平水付近で、型はこまいけど数はそれなりに」とのこと。
彦根から、一路木之本方面へ。国道365号線、途中の姉川本流は辛うじて水がつながっていたものの、支流草野川は完全に干上がっている。いよいよ高時川。平水、のはずがこちらも完全に干上がっている。上に行ったら、水あるのだろうと高時川漁協のある川合地区を目指す。


漁協にて、おとりと日券を求めて、漁協裏の川へ。
二年ぶりの友釣りである。渓流シューズにスパッツという渓釣りのいでたちで入川するも、どうしていいのか思い出せない。
おとりを送り込み、流れになじむ前に目印が下流に走る。
「なんや、掛かったん?!」焦って取り込み失敗のばらし。ついでに仕掛けもからませる。傍目にはさぞかし見苦しかったに違いない。
送り込むと、また当たり。しかし、引き寄せると掛け針が外れている。今度はハリス止めの不良。こんなの体験したことがない。
その後、ようやく落ち着き、取り込んだ鮎は鮮やかな黄色に染まり、スイカの香りがした。
プチ入れ掛かりもあって、4時過ぎまで釣ってちょうど20尾の釣果。




型は確かに細かいが、久しぶりにしては、上出来。瀬釣り一辺倒で楽しめた。
川は減水し、高水温のため青藻がはびこる条件。上流に丹生ダムなる巨大ダムができれば、このあたりの渇水もこの程度では済まないだろう。
ひと雨ほしいと思っていたら、この日(23日)夜からまとまった降雨があった模様。
鮎もまだ若く、この雨で川がつながり、青藻も流されるとまだまだいい釣りができそうでした。私の次回友釣りは来年以降。