渇水の沢

テンカラたろう

2024年08月18日 09:53

 夏は毎年更に暑く、今年は平地では35 ℃越えが普通・・。ヒトはエアコンの効いた部屋に引きこもるけど、渓流は大丈夫なのか?ちょっと時間ができたので、普段あまり行かない方面へ。大台ケ原に源を発し、深い山々を縫って流れる川。下流は瀬切れが頻発しているが、大丈夫か?その源流を目指し、林道の車止めから徒歩で約2時間、地図上で見つけた沢へ。
 着いてみると、ジンクリアの水がちょろちょろと。山深い沢のわりに傾斜も緩く、渇水も手伝って底は丸見え。毛鉤を振りこもうと石を踏むと、サッとアマゴが走る。魚影は濃い!
 姿勢を低く、出来る限りラインを長くして振り込むが・・。着水と同時に毛鉤を避けるアマゴ、ちょっと見に来て反転するアマゴ・・。できる限り静かに歩を進めても、狼狽えたアマゴが走る。
 ほぼ止水域が多く、水も透明。完全にアマゴに見切られる。キャスト前から結果は分かる。アマゴとしては、「なんか用?喰えとでも?」という感じ。こちらが恥ずかしくなる。



 ごく稀にみられる落ち込みの少し流れのある部分を狙うと、20センチ程度のきれいな渓アマゴ。引きは鋭いが、何か疲れているようにも見える。このような釣りを2時間ほど続けて、20センチ前後を何とか4尾。貧果であった。テンカラは渇水に強いと考えており、こんな厳しい状況はちょっと記憶にない。
 こんな山奥の沢でもところどころ水が切れ、出来るだけ早く一雨欲しい状況。アマゴも雨待ちと思う。多雨地帯の大台ケ原周辺でもこの状態か。雨よ降れ!





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