6/2 長良川水系
今年も郡上の釣友・しげさんと渓流釣りにご一緒したい。仕事は立て込んではいるものの、それはまた別。毎年一度は寄せていただいて僕にとっては未知の渓に案内してもらえるならば。
連絡してみると、釣行を快諾してくださり、ご近所の若者Yugoさんも一緒に来てくださるとのこと。当日の天気予報はかなり不安定。しかし、一縷の望みに賭けて日曜日の高速を郡上八幡に向かった。途中は拍子抜けするほど天気が良かったが、東海北陸道に入ると時々土砂降り。
天気は仕方ない、昼頃には止むだろう。しげさんの車で一路明宝方面へ。知り尽くした渓に案内していただく。荒れた林道も、急斜面もすいすい登る、しげさんの愛車軽のワンボックスは無敵の走破性。手つかずの原生林、新緑の渓には透き通るような谷水が勢いよく流れる。夜来の雨で増水はしているが、濁りはない。釣り装束に替えてカッパを羽織って谷を上る。
僕は毛鉤、しげさんとYugoさんは餌、親切にも最初はほぼ先行させていただいた。時折褐色の天然イワナが毛鉤を追う。
「太郎さん、毛鉤うまいね!」郡上のベテラン渓流師の評価はさすがに嬉しい。
核心部に入り、これからというところ。魚の反応もいよいよ良好、というところで雷鳴が近づき大雨に。しばらく様子を見たが、撤収することに。
「ここからなんだけどね・・。」最初の沢では、きれいな天然イワナにアマゴが少し混じった。この沢ではアマゴはめったに見ないという。
車に戻って山を下りる。少しずつ晴れ間も出てきたので、別の沢に転じることになった。渓相は申し分ないけど、アマゴしか釣ったことがないという沢で、イワナが居るか探検釣行。先ほどの大雨の影響で少し濁りが入ったが、ここも素晴らしい渓相。林道から渓を降り、三人釣りあがるが、やはりアマゴの渓のようである。大滝に遭遇し、寒さもあってこれは登れないね、となった。
最後の沢は小さな枝沢。ここは天然イワナの渓という。ちょっとだけ様子を見る感じで、ここはYugoさんと二人で入る。30分強の短時間であったが、小ぶりで元気な渓イワナ。ここで撤収となった。
夜は八幡のお店で釣り談義。源流のこと、河口堰完成以前のサツキマスの群泳とその釣りの迫力、鮎釣りのこと、などなど。河口堰完成後、本流は別の川のように魚影が薄くなってしまったとのこと。「今の釣り師はお気の毒様」とのことでした。
今年も長良川水系の源流釣りに来ることができました。ご一緒してくださり、有難うございました。今年可能ならもう一度、難しくても来年は是非また。吉田川での鮎釣り、本流の渓流釣りにも挑戦してみたい。
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