北米初テンカラはバージニア

テンカラたろう

2016年06月28日 06:56

 先週のレンタカー借り入れ未遂の後、すぐに近所のレンタカー屋に予約を入れ、バージニア州の年券も購入。次こそ川に降り立たないと収まらない。
 当日9時、開店時間に合わせて手続きし、レンタカーをゲット。先週はいったい何だったのか。
まず、車がないと厳しい酒の買い出しのため、その足で酒屋へ。
釣りとは無関係ながら、
ビール(約350 ml)缶、瓶 合計42本
ワイン赤・白(1.5 L瓶) 各1本
これだけ買って、計 $52 と少し。
現在、アメリカの物価は日本より概して高いが、酒・ガソリン・電気については、アメリカに分がある。


 さて、これらをアパートにおいて、一路バージニア州の渓へ。途中、少し道を間違えたものの、約200キロ走り目的のDry Riverへ。釣熊さんの情報誌掲載ポイントの中で、一番道がわかりやすく、川へのアクセスも分かりそう、という理由。二人組の釣り師が入っていくのを見て本流を諦め、支流のSkidmore Forkを目指す。

 しかし、川に入る道が分からず、約一時間はさまよったか。漸く小径を見つけて、川に降り立つ。
地図上ではほとんど無視されそうな小河川であるが、実際に川岸に立ってみると4-5mほどの川幅いっぱいに笹濁りの水が蕩々と流れている。この辺りは、まとまった降雨があった?




とにかく入川してみると、瀬が主体のテンカラ向きの良い渓だ。平水より高いに違いない、と思いながら進むと、流れの押しが強くヒップウェーダーを超えて浸水。短足の私にはヒップウェーダーは無意味なようだ。
 何とか毛針を流すと、笹濁りの瀬にキラリと魚影が翻る。「来た!」合わせてみると、小ぶりなブルックトラウトが。美しい、の一言でした。岩魚の風貌に所々朱をちりばめた可憐さ。この一尾で来た甲斐あり、と思えた。
その後、同じくらいのネイティブブルックを追加。対岸付近の緩流部に毛針を打つと、ラインが止まる。「よっしゃ!」下流へ走る魚のため、軟調子のテンカラ竿が大きくしなる。今度はもう少し大きいようだ。上げてみると、八寸弱のブルックトラウト。タモを持っていないため、写真は撮れず。
 更に上流に向かうが、川幅が狭まると押しも強くなり、いよいよヒップウェーダーの限界。頻繁に脱いでは水抜きを繰り返し、時刻も5時。この先、脱渓点があるのかも分からない。日没(午後八時頃)まで楽しむ予定ではあったが、納竿とした。

 二時頃釣りを開始して、最初の一時間だけ4尾。片道3時間の道程に、実釣3時間程度は物足りなく、貧果ではあるけど、北米初テンカラに初ブルックトラウト、そして、ポイント偵察。堰堤も護岸もない川で渓流釣りが出来て有意義でした。
河川管理もアメリカに分があるような・・











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